【おうち時間の過ごし方】シーン別、おうちで写真を素敵に撮るためのテクニック

【おうち時間の過ごし方】シーン別、おうちで写真を素敵に撮るためのテクニック写真の撮り方

日々のお料理やお子さまが遊んでいる姿、新しく買った雑貨や手づくり小物など、日常のワンシーンを記念に残すために室内で撮影したいシーンはたくさんありますよね。

でも、室内で撮影をするとき、色味がおかしかったり、影が入ってしまったり、顔色が悪く写ってしまったり…と、思い通りの写真が撮れないことはありませんか。

一見難しそうに思える室内での撮影ですが、実はポイントをおさえていれば意外と簡単なんです。

今回はそんな室内で素敵な写真を撮る方法を「料理編」「小物編」「人物編」のシーン別にわけてご紹介します。

[講師]Tolanca(トランカ)編集部

スポンサーリンク

光の“色”を知って自然光を思いのままに

室内で素敵な写真を撮るポイント

室内で写真を撮る前に、まず知っておいていただきたいのが光には“色”があるということ。

例えば、夕方の光は、日中の光に比べてオレンジ色に見えますよね。 肉眼ではそんなに大差ない光でも、微妙に色の違いがあり、カメラで撮影すると被写体に影響して、うまく撮れないという自体が起こります。

太陽光や月の光が放つ「自然光」が、被写体そのものの色が自然と出ている光の色だとすると「蛍光灯の光」は青白く、お部屋のスポット照明のような「電球の光」はオレンジっぽく写ります。

さらに、自然光も季節や時間で色が異なり、夕方に近づくにつれだんだんと黄色からオレンジへと変化していきます。

室内での撮影は、この光の色を意識することで格段に上達します。写真は光の影響を大きく受けてしまうため、最も光の色が自然な「自然光」が入る場所で撮影することがおすすめなのです。

より自然に撮りたいなら1番光の変化が少ない午前中がベスト!

午前中が1番自然光がナチュラルに写るタイミングなので、自然光で撮影するなら午前中に撮影するのがおすすめ。
特に冬は15時以降の早い時間から光がオレンジ色に変わ始めるので注意しましょう。
また、日が登り始める早朝のタイミングも光がオレンジなのでおすすめしません。

室内で素敵な写真を撮るポイント【料理編】

室内で素敵な写真を撮るポイント

誕生日などの記念日や新たに挑戦したレシピ、お気に入りの料理などは、キレイに写真に残したいですよね。
そんな料理の写真を室内でも素敵に撮るポイントは、「自然光」を活用して窓際で撮ること。

料理の色は室内蛍光灯の青白い光が入ってしまうとおいしくなさそうに見えてしまうので、照明はOFFにしておきましょう。

また、もう一つ気をつけたいのが光の向き。被写体の後ろから光をあてることで、素材の陰影が生まれ、より立体感のある写真になります。
真上からではなく、少し左右から光があたるようにすると影が適度に出て自然な雰囲気になります。

さらに、ワンポイント。背景をぼかすと料理が浮かび上がってよりおいしそうに見えますよね。
一眼レフで撮影する場合は、奥行きをつけるためにも絞り値(f値)を8以下にするのがおすすめです。

撮影してみて、料理が暗くなり過ぎてしまったときは、手前から白い紙などをかざせば、料理に光があたって明るい印象にできますよ。

撮影するときは、背景の余計なものを排除して!

背景に余計なものが写り込むとせっかくの雰囲気が台無しに…。
どうしても移動できないときは、コップなどの食器で隠すと雰囲気が保てます。

室内で素敵な写真を撮るポイント【小物編】

室内で素敵な写真を撮るポイント

プリザーブドフラワーや手作り小物、趣味でつくった作品もキレイに写真にのこしたいもの。

基本は料理編と同様ですが、料理に比べあまり陰影を強くしてしまうとせっかくの作品のディテールや質感が写らず台無しに…なんてことも。 小物を撮るときはあまり逆光にせずサイドから光があたるようにするのがポイント。

また、影が強くなり過ぎないよう、光が差し込む反対の位置に白い紙などを垂直に立て、光を反射させると影が柔らかくなり、写真の印象も柔らかになります。

料理以上に背景にこだわろう

小物の雰囲気を壊さないため、背景はよりシンプルにするのがおすすめ。
白い物なら背景を白と対象の黒やダークブラウンの色の印象にすれば、小物がより引き立ちます。

室内で素敵な写真を撮るポイント【人物編】

室内で素敵な写真を撮るポイント

1番難しいのが人物を室内で撮影するとき。

室内の自然光だけだと暗くなり過ぎて、顔色が青白い印象になってしまうことも…。
だけど、蛍光灯を着けると光が上からあたることで顔のシワや前髪などの凹凸がくっきり出てしまい、怖い印象になりかねません。

そんなときは、自然光+カメラのフラッシュを活用して、光を空間全体に均等にあて影を柔らかくしましょう。

蛍光灯の光より白に近いカメラのフラッシュを使うことで、自然光では補えない部分に光をあてることができ、柔らかな印象にできますよ。

フラッシュの光が強くなり過ぎてしまう場合は、フラッシュをトレーシングペーパーで包むと光が軽減されて柔らかな光に。
トレーシングペーパーが無いときは、ティッシュでも代用できます。

絞り値(f値)は8程度がおすすめ。背景をボカして余計な情報を排除することでより人物が引き立ちます。

さらに顔色を明るくするなら

被写体になる人の洋服の色を白など明るめの色にしましょう。
洋服が光を反射しより顔に光があたって、影が柔らかくなります。グレーやネイビー、黒の洋服は逆に光を吸収してしまうので、できるなら避けましょう。

室内で素敵な写真を撮るポイント

いかがでしたか?

室内での撮影はポイントをおさえるだけで劇的に変わります。

室内での撮影も、1番キレイな光「自然光」を活用して、いろいろ試してみてください。自分好みの光と影を見つければ、きっとみなさんのカメラライフがもっと素敵なものになるはずです。

この記事を書いた人
Tolanca(トランカ)編集部
  1. Tolanca(トランカ)編集部

Tolanca(トランカ)は、これからフォトライフをたのしみたいというカメラ初心者のためのフォトライフWEBマガジンです。「写真のたのしさをもっと身近に。」をテーマに、写真の撮り方や活用の仕方、撮影スポットの紹介など、日常のフォトライフを豊かにする情報をお届けします。