今年こそは本気で撮りたい!自慢したくなる花火写真を撮るコツ

写真の撮り方

今年は花火大会で綺麗に花火を撮ってみませんか?設定は少し難しいですが、撮れると達成感があります!花火は、いろんな表情を撮ることができ楽しいので、是非試してみてくださいね!

[講師]ママフォトグラファー shinobu


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花火写真の設定・準備

花火を撮影する時は、暗い場所でシャッタースピードを遅くして撮影をしますので、ブレ防止として三脚が必要となります。

  1. 花火の撮影モードは「B(バルブ)モード」に。
    ※撮影モードにダイヤルにBがない場合は、「M(マニュアル)」でダイヤルを回すとBULB(バルブ)と表示されます。
    バルブ撮影は、シャッターボタンを押している間ずっとシャッターが開いています。
    シャッターボタンを離すとシャッターを切ることができます。
  2. 「ISO:100」「絞り値:F8.0」に設定
  3. オートフォーカス(AF)からマニュアルフォーカス(MF)に切り替え、ピントを花火に合わせます。
    ※一度ピントを合わせると同じ場所で上がっている花火にはずっとピントが合った状態になります。
    ※AFにして、「最初の花火にピントを合わせて半押しをした状態にして、次の花火でシャッターを深く押す」でもOK。

これで準備OKです!
次に撮りたい花火のイメージに合わせて撮っていきます。


通常の花火写真の場合

花火の光の玉が打ちあがった時から花火が消える時までシャッターボタンを押すと綺麗な花火のスジが途切れることなく撮ることができます。打ちあがる場所を予想することがポイントです。

通常の花火写真の場合
(シャッタースピード5.9秒)

もうひとつの花火写真の場合

少し花火のイメージを変えて撮影をしてみたいと思います。ボカしたり、ピントを合わせたりすることがポイントです。シャッターボタンを押している間にピントの調節をしてぼかしを変えるだけです!

ピント:マニュアルフォーカス(MF)
シャッタースピード:1秒
※シャッタースピードの長さはお好みになりますが、1秒ぐらいがおすすめです。

もうひとつの花火写真の場合
ピントが合っている状態からボカす
もうひとつの花火写真の場合
ボカしている状態からピントを合わせる

いつもと違う花火写真がとれてとても面白いですよ!


手持ち花火を撮る場合

手持ち花火を撮る場合

おうちで子ども達と花火をする時に是非こちらの撮影方法もチャレンジしてみてくださいね。
花火の光のスジを綺麗に撮ることができます。

撮影モード:Tv(S)
シャッタースピード:1/6秒

シャッタースピードが遅いので、ブレやすくなりますが
シャッターを切る間、しっかりとカメラを持っていれば成功します!

手持ち花火を撮る場合

コンパクトデジカメやスマホでも!

「一眼レフは難しそうだし、持っていない。。」「浴衣の時は身軽でいたい!」
そんなあなたでも大丈夫。コンデジやスマホでも花火をきれいに撮れるコツがあります!

コンパクトデジタルカメラの場合

シーンモード(SCN)で、花火モードや夜景モードがある場合は、是非使ってみてください。
花火は暗い夜空に打ちあがるので、夜空の暗い部分を多くすると少しさみしい印象になります。
できるだけ花火の明るい部分を多くすると華やかになります。
花火だけのアップや、引いて建物なども入れた全体の雰囲気がわかる構図も素敵です。

スマホの場合

スマホは暗い場所でブレやすくなります。
シャッターボタンを押した時にブレることも多いです。
三脚を使わなくてもブレずに撮る裏ワザは、セルフタイマー機能の秒数が短いものを選択してみるのもおすすめです。(iPhoneの場合は3秒を設定することができます。)
そして、ズーム機能は出来るだけ使わず、撮った後に編集でトリミングしてくださいね。

この記事の写真でつくったフォトブック

Flower Art

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この記事を書いた人
ママフォトグラファー shinobu(こどもとかめら)
  1. ママフォトグラファー shinobu(こどもとかめら)

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2児のママフォトグラファー。川崎市を中心に活動。独学でカメラの勉強を始め、2011年7月からPhotoLessonを開講。「ヒルナンデス!」や「写ガール」などテレビや雑誌などでも紹介多数。フォトコンテストも入賞常連者で「Photoback Award 2012」では『「Happy』でカメラピープル賞を受賞。