一眼レフカメラ初心者でもOK!魅力的に紅葉を撮る方法

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秋も終わりに近く頃、気候も心地よく紅葉を見に行かれる方も多いのではないでしょうか。せっかく一眼レフをはじめたなら木々が色鮮やかに彩られ、あっという間に散ってしまうその一瞬の光景を自分のカメラに収めたいですよね。また、友達から記念撮影をお願いされることもあるかもしれません。今回は今からでも間に合う紅葉の撮り方についてご紹介します。

一眼レフで紅葉を撮る際に知っておきたい基本

一眼レフで紅葉を撮る際に知っておきたい基本

マニュアルで撮る際の設定おすすめ

はじめにカメラは下記の3つを組み合わせて写真の明るさを決定します。

  1. ・F値(絞り)・・・カメラに光が通る穴の大きさ。F値を下げる(絞りを開ける)ことで明るくなり背景のボケが大きくなります。反対にF値を上げる(絞りを絞る)ことで暗くなり背景のボケが小さくなります。
  2. ・シャッタースピード・・・文字通りシャッターが閉まる速度。遅ければ遅いほど取り込む光が大きくなり、速ければ速いほど取り込む光が少なくなります。あまり遅くすると手ブレが発生します。1/焦点距離(秒)までとされており、たとえば50mmなら1/50秒までが手ブレしにくい限界とされています。
  3. ・ISO感度・・・レンズに入ってきた光の量をカメラ内で増幅させて明るくする処理のことです。反面写真にノイズが出てしまいますので、F値やシャッタースピードで明るさを稼げないときに使います。

風景写真ではまずF値を決めるようにしましょう。景色全体を撮りたい場合はF値10前後、被写体を決めて背景をぼかした写真を撮りたい場合はもっとも低いF値から2~3段階ほど絞った設定がおすすめです。最初にF値を決めてしまい、次に手ブレしないレベルのシャッタースピードにします。最後にそのシャッタースピードでは明るさが足りないということであればISO感度で上げるようにしましょう。

望遠レンズ・広角レンズそれぞれの撮り方

お手持ちのレンズが望遠レンズなのか広角レンズなのか、もしくはズームレンズでどちらも対応しているのか把握しておきましょう。

望遠の場合は、被写体にピントを合わせ背景をボカした写真が特徴的です。たとえば枝葉のひとつに寄ってピントを合わせ、背景や手前にあるその他の枝葉がボケた写真が撮れると印象的な写真になるでしょう。

反対に広角の場合は風景全体をダイナミックに撮ることができます。反面やや面白くない写真になってしまう場合があるので、その際は前景(フレームに収める一番手前の部分)を決めてその後ろの景色へと続く”視線誘導”をつくるといいでしょう。紅葉撮影の場合、たとえば木の根元の部分を前景にして、そこから頭上の紅葉へと続くように撮ってみると迫力のある写真になります。

露出補正をうまく使おう

基本はF値・シャッタースピード・ISO感度で、標準露出(明るさ)に合わせますが、そこからあえて2〜3段階明るくしたり暗くしたりするとより印象的な写真になります。望遠レンズで背景をぼかして撮影する場合は標準露出よりも明るくしてみるとノスタルジックな感じが全面に出ます。

広角レンズで全体を撮影する場合、標準露出よりも暗くして撮影するとより迫力のある写真になります。

一眼レフカメラの設定おすすめ

一眼レフはピクチャモードといった機能で撮るものに合わせてコントラストの設定を変えることができます。風景モードを選択することで紅葉をより色鮮やかに撮ることができます。またレタッチをするソフトをお持ちの場合は、RAW設定で撮影して、レタッチに挑戦してみるとよりキレイな写真を残すことができます。その場合は黒く潰れたところは後からでも明るくできますが、白とび部分は復元することが難しいため、暗めに撮っておくようにしましょう。

一眼レフで紅葉と人物を上手に撮る方法

一眼レフで紅葉と人物を上手に撮る方法

人物と光の位置関係に注意

順光で撮る場合、紅葉は美しく撮れますが人物の顔には陰がついてしまったり、眩しくて険しい表情になってしまいがち。角度や立ち位置を調整して半逆光、逆光になるようにすると良い写真になります。

特に逆光の場合は人物の顔が暗く写ってしまいますので、露出値を上げて撮るようにしましょう。

木漏れ日があったらそこはシャッターチャンスです。被写体に木漏れ日に入ってもらい撮ってみましょう。顔や髪に印象的な影がついてかつ紅葉の美しい色が入った写真を収めることができます。

人物を広角レンズで撮る時のポイント

広角レンズで撮影しなければならない場合、人物に寄って良い写真を撮るのはなかなか難しいです。広角レンズの仕組み上、顔が不自然に大きくなってしまうからです。なるべき引き構図で、紅葉風景の中に人物全体がポツンと映るように撮るとダイナミックで雰囲気のある写真になります。

人物を望遠レンズで撮る時のポイント

反対に望遠レンズで撮影する場合は、人物にしっかり寄ってバストアップぐらいの位置で撮影してあげると良いでしょう。背景の紅葉がボケてとても美しい写真になります。

また人物の前に紅葉した葉っぱを置いて前ボケをつくってあげることができるのも望遠レンズの特徴。写真やカメラのことがわかっている人だと思われるような写真になるので、同じぐらいの高さにある枝葉を見つけたらぜひ挑戦してみてくださいね。

一眼レフで紅葉を撮るときは天気に注意

一眼レフで紅葉を撮るときは天気に注意

晴天の時は光に注意

紅葉を撮る際はなるべく、太陽を背にして順光で撮るようにしましょう。紅葉が光が当たり、かつ青空とのコントラストが美しく映えます。広角で全体を撮るような写真の場合は特に要注意です。逆光で撮ると光源である太陽は暗くなってしまい、何が映っているのかわからなくなってしまいます。どうしても逆光で撮らなければならない場合は、露出補正で露出値を高くして全体が明るくなるようにしましょう。その際空の色は白飛びしてしまうため、なるべく空が映らないようにするといった工夫が必要です。

曇天・雨天の時は白とびに注意

太陽が見えない時は順光や逆光を意識する必要はありません。ですが明暗差の無いのっぺりした写真になってしまいがちです。露出値を下げて、暗めで味のある写真にするなど工夫してみましょう。また空が映った紅葉写真を撮ると、空の部分は白とびして間の抜けた写真になってしまいます。足元には落ち葉でできた紅葉がありますので、上から撮るイメージで、白とび部分を極力減らしましょう。

日没後の夜撮もおすすめ

天気が悪くても夜ならライトアップされた紅葉を撮ることができます。光がありそうな場所か事前にインターネットで確認してみるのが良いでしょう。また夜景は三脚の持ち込みが可能であれば、持ち込むことをおすすめします。三脚があればシャッタースピードを稼ぐことができますので、夜景でもISOを下げたままでノイズの少ない美しい写真を残すことができます。

もしライトアップされた紅葉のそばに池など水があればシャッターチャンスです。

紅葉とそのリフレクションが半々ぐらいに映った構図で撮ってみると、夜撮ならではの面白い写真を撮ることができます。

一眼レフで紅葉シーズンの一瞬を撮ろう

一眼レフで紅葉シーズンの一瞬を撮ろう

紅葉の撮り方についてご紹介しましたが、いきなりその場で撮るのはなかなか難しいと思います。紅葉シーズンは短いため何度も撮れるわけではありませんし、失敗なく決めたいですよね。事前にGoogleMapやWebサイトでどんな場所なのか確認をしておきましょう。さらに近場の公園などで練習しておくと、当日もカメラの操作面で焦らず撮ることができると思います。備えあれば憂いなし!良き紅葉写真が残せますように。

フォトグラファー 神田エイジ

フォトグラファー 神田エイジ (ポートフォリオ)

2016年から写真撮影をはじめ、現在インフルエンサーやグラビアアイドルなどの撮影を中心に活動中。

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